2023年(第40回)高等学校中国語教育研究全国大会が開催されました。
2023年(第40回)高等学校中国語教育研究全国大会が開催されました。
2023年6月10日(土)・11日(日)の2日間、コロナウイルスによる自粛が明け、2年連続の対面で岡山市にある岡山商科大学付属高等学校にて開催されました。
今大会のテーマは、「授業のあり方を再考察 -教科書「を」教えるから、教科書「で」教える-」で、初日に、阿部慎太郎先生(近畿大学 講師)の「問題提起:良い教科書とは?」と問題提起から始まり、長年福井県立足羽高校で教鞭を取られた、青山恭子先生(N高等学院 講師)に「中国語1・2・3」というテーマで生徒に合わせた教科書採択や授業展開について自らの豊富なご経験を講演いただきました。
また、その後は阿部先生の問題提起を踏まえて、グループでの体討論を行い参加された先生方の白熱した議論が展開されていました。
2日目は、城間真理子先生(沖縄県立浦添高等学校)の「生徒の『話したい』に答える授業作りを目指して~中国語の運用能力を高める仕掛け~」、温悠先生(横浜市立みなと総合高等学校)の「目標を意識する授業づくり-教科書で教える『伝える』力」、張偉麗先生(岡山商科大学附属高等学校)の「週2時間、一年だけ選択する生徒の授業作り」、佐野美穂先生(兵庫県立錦城高等学校)の「『誰にどうやって中国語を教えるのか』-教科書を巡る教師の葛藤-」とそれぞれ4つの分科会で先生が日々授業で工夫されている実践報告をしていただきました。この2日間を通して中国語教育の重要性を改めて実感するとともに、教員間のネットワークを広げ、日頃抱えている課題の解決につながるヒントを得る場を提供できました。