【上海のペット事情】
経済の発展と共に人々の生活が豊かになったのか、最近マンション周辺や散歩中に見かけるペットも色々います。犬に関しては、トイプードルやマルチーズ、ダックスフントなどの室内犬から、ラブラドール、ハスキー犬のような大型犬まで飼い主の好みによって様々。ちなみに犬を中国で飼う場合、戸籍“户口”を取得しないといけないようです。飼いネコもよく見かけます。犬と同様、ペルシャ猫からロシアンブルーなど多種にわたります。こういったところは日本とさほど違いはありません。
でも、糞尿の後始末については、ゴミのポイ捨て同様、花壇や公園でフンをしても、駐車中の車のタイヤにオシッコをかけても、飼い主は知らんふり……。そういった意識はまだまだ低いようです。
【彼らはペット?それとも・・・】
そのほか、九官鳥や小鳥を飼ったり、コオロギを飼っている家もたくさんあります。天気の良い日は、近所のおじいちゃん達が自慢の小鳥が入っている鳥かごをベランダの竿に引っ掛けて日光浴させます。太陽の光が強すぎるときは、黒い布で覆って大切に保護しています。親戚のおじはコオロギ愛好家で、冬に一部屋一部屋コオロギ専用の温室を作り、大事に育てています。
一番驚いたのは、マンション内で鶏やうずらを飼っているのを見た時!元々農家だった家庭で飼っているそうですが、マンションの空き地で数羽の鶏がゴミをつつく様子や、近くに餌を置いて木につながれている鶏の姿は、日本人の私の目には奇妙に映ります。彼らは食用?それとも観賞用?
マンション内の規則では、鶏を飼うことは禁止されているのですが、飼い主は注意されてもどこ吹く風、今日も鶏を空き地や庭に放し、漫歩(!?)させています。(Gao)